連載・THE NEUTRAL しげるの「絶対売れるバンドマンへの道。」

 

2020.4
 俺は「D-1グランプリ」というのを真剣に開催したいとずっと思っている。ダサいバンドグランプリ、通称D-1。各ライブハウスには必ずダサいバンドが2組以上いる。狙ってダサいというセンスのいいやつらはごめんだ。当の本人は精一杯やってるのに周りから見ると究極にダサいという香ばしい匂いのするやつらが好ましい。関西弁でバラード歌うやつ。客少ないのに万金のmcするやつ。成功してないのに客に夢を叶えろとほえるやつ。そもそもの歌がダセーやつ。服ださすぎるやつ。頑張りすぎてるやつ。こいつらはたぶんバンドをやっても一生成功しない。だが、「D-1グランプリ」に出場すれば本人の意図とは違うがバカ当たりするだろう。だが悲しいかなそういうバンドは自分たちが香ばしい焦げた匂いがしていることを知らない。実はものすごい可能性を秘めているのに。いつか「D-1グランプリ」を開催して死ぬほど笑ってみたい。解説は俺に任せろ。

 

2020.3
 音楽だけで生活をする。夢のような話だ。僕もそれをこの姫路の街で夢見て、そして叶えた。だが根底には好きなことやって楽して金稼いで生きていきたいというクソみたいな思考があったことは否めない。いや今でも根強くあることを認めようではないか。でもこれって大事で、バンドマンが苦労している姿を見せるのはナンセンス。苦しかろうが何であろうが、好きなことやってんだよー、毎日楽しいぜーしかもモテまくりだぜー羨ましいだろーーー!って言ってて欲しい。武士は食わねど高楊枝だ。そして結成22周年を迎えた俺は、まだ毎日が楽しくて楽して金が入ってきてモテている。羨ましければバンドを真剣にやれ。

 

2020.2
 昨日、ふと思い出したのだが当時人気もやる気もなかった僕らが一年間でライブハウスを一杯にした裏にはいろんな改革があった。その中の一つが対バンドのライブを見る、だった。ワンマンができないから対バンドをやる。なのに自分のライブをやったらオラ知らね!では通らない。一緒にやるやつらは仲間だ。仲間のライブは、一緒にやる日は必ず見てあげるのだ。それがどんなにクソみたいなライブでも見てあげるのだ。どうだ君も見てもらうと嬉しいだろ?そりゃそうだ。見せるためにやってるんだからな。そうすると君も鬼の子でない限り、見てくれた人のライブは見るか、、、と思うだろう。そういうことだ。まずは一緒に出る人のライブを見よう。たぶん少しだけ世界が変わる。

 

2020.1
 1998年1月17日俺は人生を変えようと思いこのBetaのステージに立った。その1年後、ワンマンライブソールドアウト。5年後メジャーデビュー。そして22年経ったいまもまだステージに立っている。もはや情熱大陸で追いかけてほしいストーリーだ。あの頃より俺は大人になり汚いことやずるいこともたくさん覚えたけど、あの頃よりも純粋にバンドが好きになった。きっとそう言うことなんだと思う。2020年。俺はバンド結成22年経った今でもまだ歌いたい歌があり、やりたいライブがある。こんばんはTHE NEUTRALです。

 

2019.12
 2019年が幕を閉じようとしている。何が残せた、何ができたのだろうか。バンドマンもライブハウスも一考するべき一年だったように思う。話は変わるが2018年DA PUMPが「U.S.A.」というシングルを出し、空前の大ヒットを記録した。だがこの頃のDA PUMPは昔売れていた時のメンバーはほぼ脱退、ショッピングモールで歌う日々だった。業界人ならわかるが、もうチャンスはない。だれも一度売れた過去の人に投資はしてくれないのだ。だが、DA PUMPは売れた。曲のパワー、かっこいいダンスが流行る中でのアンチテーゼ。僕は昨年末テレビに出まくるDA PUMPを見てなんども涙ぐんだ。2019年は大きなヒット曲の生まれないまま過ぎていきそうだ。奇跡はある。ひょっとしたら来年、君の歌について俺が語っているかもしれない。だが、忘れてはいけない。DA.PUMPは辛い時期も歌っていたのだ。当然だが歩き続ける先にしか未来はない。君の未来のためにも歌い続けて欲しい。俺たちもな。

 

2019.11
 お客さんが10人の時と1000人の時ではやるライブは違う。「お客さんが1人でも1000人でもやることは同じだよぉ」なんていう青臭いやつは鼻にドッチボール当たれ。だって、1人の人に話すのと1000人の前で話すのは話し方も内容も変わる。当たり前のことだ。これを理解出来ていないやつは一生売れない。MCもしかりだ。作ってる曲も会場がでかくなればなるほど変わってくる。小さくまとまるな。でも今、目の前にいる人に丁寧に大胆に届けろ。毎回同じライブするな。それだけやってりゃ売れるさ。たぶん。しらんけど。

 

2019.10
 You Tubeをはじめ今ではどこにいても自分の音楽を発表出来る場が増えた。ライブハウスで金払ってまで、、、というヤンキー発想のものも多いだろう。だが、所詮それは素人意見。タダは所詮タダ。タダだから見る。金を払ってまでは見ない。というか、言ってしまえば売れるのは簡単なのだ。難しいのは続けることだ。ライブハウスで演奏し、目の前の人の心を動かす。生の人の心を動かす方法を知ってこそ、次のステージに行けると俺は信じている。俺はこの姫路ベータから時代を遡り、今だからこそライブハウスでやったるねん!って息巻いて人気出てデビューするような奴が出てきてほしい。かつての俺のように。

 

2019.9
 俺が事故でこの世とおさらばしてからもう3ヶ月になるが、あの世というのは面白い。ここにはジョンレノンもジミヘンもジャニスもY.OZAKIだっている。生きていた頃の俺なら彼らに会えることができるなんて!とはしゃいでいたが、残念ながらこちらの世界ではその時の年齢のまま止まっているので彼らの才能もその時のまま。なので新しいミュージシャンの方が支持されている。カートコバーンやマイケルでさえこっちの世界では音楽だけで食っていけずにコンビニっぽいところでアルバイトして生計を成り立てており、よく急なシフト変更をお願いして店長に怒られている。もう音楽なんてえんちゃうの?と僕はマイケルにこっそり聞いてみたら、彼は笑いながらこう言った。「売れる売れへんちゃうねん、やるかやらへんかやねん。愛やねん」って。そのあとマヨネーズつけたままレンチンして怒られていたが妙に説得力があった。そういうことのような気がする。

 

2019.8
 「too late too die」「 Rock'n'Roll Never Die」など、ロックには「死」が必須だ。ちなみに先月も書いたが俺は死んだ。6月の事故で死んだ。今はどういうわけか借り物の体を借りて魂で書いている。嘘つけと思うかもしれないが、そうなのだ。ロックンローラーは27歳で死ぬ。ジャニスもジミヘン、ブライン、カートコバーンも。ロックは長生きしてはいけない。おっさんになってもいけない。ロックはストーンズのように中年を通り越して老人になるのは許される。中年のロックは法律で殺していいくらい居た堪れない。俺はもう死んだのでそこは通過しないが、おっさんくささだけは出さずにロックとは何かを確かめるように感じるようにバンドをしたいものだ。

 

2019.7
 20年と言うバンド人生、初めて事故を起こした。高速道路を運転中、隣のトラックが接近。運転手がハンドルを少し切ったのだが、遠心力やら車のガタやら、いろいろ合わさってハンドル操作が利かなくなり、そのままガードレールに突進。南無三。死んだな。ありがとう歴代の彼女。ありがとう家族。俺の人生はここで終わる。いままでピンチは何度かあったけど、このスピードでガードレール。死ぬな。運が良くて顔だけ綺麗なまま死ぬな。そう思った。車は大きな音を立ててスピンし、ガードレールに何度もぶつかり止まった。そして俺は死んだ。このコラムは俺の魂が書いている。俺は死んだが俺の歌は死なない。いままでみんなありがとう。

 

2019.6
 何も持たずに東京に出てくるバカが春になると増える。そいつらは根拠のない自信を持って確信に変わることなく、三年以内に地元に帰っていく。アーメン。場所が環境が自分を、自分の今を変えてくれたりはしない。30代になるまでは自分の力で環境や未来を変えねばならないし、変えることができる。姫路Betaをいっぱいにできない奴は東京に来ても無駄だし、いっぱいにするくらいは簡単にできる。簡単にできると思った奴が簡単にいっぱいにして東京で花咲かす。オレはオレ以外でそんなにかっこいいやつをまだこの街で見ていない。そんな奴が現れるのを20年間待っている。待ってるぞ。

 

2019.5
 初めてライブハウスに出た時にパスをもらってとても嬉しかったのを覚えている。何者にもなれなかった自分が認められたような気分になりエフェクターケースに貼ったり、冷蔵庫に貼ったり、意味もなく服に貼ってみゆき通りを歩いたり。次に初のツアーに回った時、これも嬉しくて全国ツアーしてるなんて俺たちカッコよすぎやでーとこれまたパスを貼った。次にデビューしてから、有名人と仲良くなりそのパスをもらってまたエフェクターケースに貼る。と、書きながら俺はそんなことをした覚えは一度もない。それはダセェなぁと当時から思っていた。パスなんか貼らなくても顔パスになればええねん!それほど有名になればええねん!と、今でもそう思っている、これに共感した君は売れるだろう。

 

2019.4
 東京に住んで18年になる。18年も姫路にいなければ浦島状態である。待ち合わせに必ず使われていた北口の「駅前のロータリー」は一般車両が入れないようになった。オシャレに目覚めだした学生の登竜門だったフォーラスは形すら残っていない。学生時代よく遊んでいた友達の家だって、東京からグーグルマップで調べてみるが、あまりの周りの変わりようと記憶の曖昧さでたどり着けず。変わりゆくものを感じ、かってに東京に住んでおきながら変わって欲しくないという願いを持ってしまう。でもこの気持ちは誰の胸にもある。その誰の胸にもある気持ちをくさくなくセンス良く表現することが売れると言うことだと思う。そんなことを書く僕もやはり大人へと変わってしまったのだろう。

 

2019.3
 三四郎ベータやめるってよ。高橋優が今にも歌い出しそうだ。一つの時代が確実に終わろうとしている。音楽とは文化だ。姫路の街の文化が確かに変わろうとしている。いやひょっとしたら終わろうとしているのかもしれない。三四郎さんとはよくケンカもした。意見が合わなかったことも多々だ。当時20歳の僕はどんなアドバイスをくれようが「自分のバンドで成功しなかった人のアドバイスは受けん!」といかつい生き方をしていた。そんな僕らを見捨てずケンカしようがいつもあの笑顔と30歳を超えても白いブリーフとランニングシャツを着ている純粋さで見守ってきてくれた。誰のアドバイスも受けずにデビューして成功したのだから、やはり俺はすごいと言うことだ。あ、すみません。自分を褒め称える文になってしまいました。悪いこと言わんんから一度ニュートラルを見とけ。これが三四郎さんが惚れ込み、売れると確信したバンド、つまり姫路のロックの文化を創ったバンドなのだ。見といて損はない。俺を讃えよ!銅像立てよ!!三四郎さんあの世から見守っていてください。南無。

 

2019.2
今から10年前、iphoneがはじめて世に出て、有名プロデューサーが5億円詐欺で捕まった。北京オリンピックが開かれ、タクシーの全面禁煙が始まった。そして10年経った今、有名プロデューサーは引退し、iphoneは売り上げ低迷と報道され、東京オリンピックがまもなく開催されるということで民度をあげるため空前の禁煙&電子タバコブームが巻き起こり、mixiではなくインスタが主流となっている。10年後こうなると誰も予想できなかった。つまり先のことを考えて怯えたり淡い期待なんかするなということだ。先のことは誰もわからない、昨日のことは変えられない。だから僕らは今を懸命に生きるしかないのだ

 

2019.1
A happy new year!!新しい年が始まり、年号も変わるという時期にこんな暇げなコラムをトイレ以外で読んでいるやつは人生というものに早く向き合うか、目を閉じておいでよである。つまりこれを読んでいるというのは未だに音楽が好きな馬鹿野郎だ。イングウェイが言っていた。「ギタリストってのは初めてギター買って音鳴らして、わあー!!って思ったときが頂点なんだよ。あとはそこからどれだけ落ちないかだよ。」そう思う。俺はバンド歴20年経ったいまでも、初めてスタジオに入った時の感動は初めてライブをした時よりも鮮明に覚えている。俺たちは売れたくてバンドをやったんじゃなくて、あの時、自分が出した音に痺れて惚れて今日まで続けている。売れてようが売れてまいが関係ない。みんなそうだと思う。今年1年は俺もお前もそれを忘れてなければそれでいいとしよう。がんばろうぜ。

 

2018.12
世の中の一番の悪はサムいことだ。サムいことをするくらいなら俺はすぐに死ぬだろう。女に振られてシャワーの中で号泣、誕生日にバラの花を、電化製品売り場でピアノ披露、SNSに虹投稿、自分の作った飯投稿、音楽ソフトの波形投稿、ギターのアルペジオにのって自分のことを棚に上げ激アツMCで客に夢を押し売る。これらはサムい。ひとつでも思いあたるなら君は今すぐ寺に行って精進料理を食べながら滝に打たれ号泣してほしい。ただひとつ、このサムいのをわかっていながら、あえて全てやってくるやつはアツいとなるから不思議だ。人生紙一重。でもステージに上がるならどっちかに振り切っていた方がいい。この世界中途半端が一番の悪だ。今年一年もありがとう。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!さぁ、バンドやろうぜ!

 

2018.11
初めて彼女とキスをしたとき、共通の好きなアーティストの曲がきたらキスをしようと約束をしてそのアルバムを流した。その曲はアルバムの4曲目だった。1曲目から僕らは体を寄せ合いそのときを待っていた。しかし3曲目が終わる頃、極度の緊張で僕らは何もできずその好きな歌を見送った。アルバムはリピートされる。もう一度4曲目が演奏されたとき僕は彼女の方を抱いてそっとキスをした。その帰り道、彼女は「今日はありがとう」と僕にキスをしてくれた。のちに僕はファーストキスだったが彼女はすでに終わっていたことを知った。彼女は鈍臭い僕のキスをアルバム一周分も待っていてくれたと思うと胸が縮んだ。今でもその歌を聴くとそのときの甘酸っぱさが蘇る。音楽を作る、バンドをやるというのはそういうことだ。君にもそういう経験があるだろう。のちに、君の作る歌で誰かの思い出を作るのだ。
さぁ、バンドやろうぜ!

 

2018.10
生き方として音楽を選んだのか、職業として音楽を選んだのかどっちだ!名作「代紋TAKE2」からの一節を捩らせてもらったが、なかなか核心をついていて好きな言葉である。極道とは道を極めると書く。何かのプロになるということは極めるということだ。俗世間の何かと決別してプロとして歩くべき道を優先に生きて行く。それが極道。音楽で食っていくのを羨ましいという人もいるが、別に大したことじゃない。それよりも食えなくなるかもしれないが、譲れないものがある。それを貫くことがどれほど難しく、それを貫徹できたときにどれほど尊いか。心の刺青を入れて僕らは今日もステージで爆音をかき鳴らす極道者だ。

 

2018.9

 デビューした時に宝くじを買うのをやめた。それで当てるより音楽で当てた方が早いと思ったからだ。最近知り合いのバンドマンでも楽曲提供やらをやりまくってる奴らがわまりにいて、みんな中々のマネーを手に入れている。ワンヒ??ースの主題歌を歌った仲間は未だに知らん国から印税が支払われて、ワンヒ??ース御殿が建ったという。夢がある話だ。まさに一発逆転。それには打席に立たねばならない。一生かけても手に入らない金が一瞬で入る。ちなみに俺もパチンコの歌を歌っているがな。さぁ、夢をつかめ!!まずはベータでライブしろ!!

 

2018.8

 おまいらバンドを真剣にやってんのか!?これで飯食ってやるっていう頭のおかしいヤクザ野郎はいねぇのか!?俺がいい話をしてやる。バンドで人気が出るとどんないいことがあるのか。まずお前が今テレビで見ている好きな女優なりタレントなりいるだろう。その人と間違いなく会える。あろうとことか付き合える。姫路出身のお前がだ。とにかくモテる。お前が頭によぎった憧れの職業の女性。はい、それ全部お前に惚れる。そしてめっちゃうまいものを連れて行ってくれる人ができる。日本人のライブはただで見に行けて、洋楽はお金こそ払 うがとっておきの席で見させてもらえる。お金だって給料は人並みだが印税がある。一生入ってくる印税だ。
宝くじ買うよりも確率は高い!さぁ、売れろ!

 

2018.7

 もし俺に子供ができて「とうちゃん、オレ(アタイ)バンドをやる!」といったら、とりあえずマウントを取ってど突くだろう。ヤクザをやるというのと同じだ。何を言ってんだ!?ってなもんだ。僕だってデビューしたから良かったものの、どれほど姫路で有名になろうが姫路の街での俺の評価はずっと20歳を超えてもバンドやってる半グレもんだった。が、そんな半グレもんが成功するとしたら宝くじを当てるかバンドをやるかだった。そして宝くじを当てるよりもずっとバンドで一発 当てるほうが確率が高い。今バンド人気は下がってきている。が、バンドは最高だ。くすぶった人生を変えてくれる。これを真面目に読んでいる君はまだ、君を中心に世界が廻る感覚を知らないだろう。だが、いつの日かバンドを真面目に不真面目にやっていると君の歌を世界中が待つようになる。君を中心に世界が廻るときが来るのだ。そのときはオレに一報おくれ。いや、いらないな。だってその頃には俺もきっと君を見て君の歌を聴いているのだから。

 



2018.6

 人生において大切なものは何ですか?こう聞かれて直ぐに答える奴は大馬鹿野郎か億万長者の可能性を秘めた奴だろう。まさに紙一重。金、女、地位、名誉。欲しいものは山ほどあるだろう。だが多くの人が30歳を超えたあたりで、これらを一つでも手に入れることが出来たならそれは大成功だと気づく。20代前半というのはとにかくアホがコンチ出して競歩しているようなもので、「俺は全部手に入れるっすよぉ」とどこのメーカーかわかんないスニーカー履きながらブルースを奏でるのだろうが、そんなやつは目突きで鼻ワサビだ。だいたい限りある人生の中でこんなコラムを読んでいるような社会生活不適合者には無理だ。来世に期待しなさい。ただそんな俺たち社会生活不適合者も一発逆転があるならば、バンドでデビューすることだ。デビューさえすれば、上にあげたもの+αで手に入る。一発逆転する気持ちで真剣に一本一本のライブに取り組んでみてはいかがだろうか?今ライブハウスはバンド不足。今こそチャンス。お前が作ってしまったクソみてぇーな人生をお前が責任もって変えろ!


2018.5

 僕の先輩が喉頭癌になった。ロックバンドのボーカルだ。声帯を取るか、声帯を残して命を捨てるか。判断を迫られ、先輩は声帯を残した。声帯を外して命を残したロックミュージシャンもいたが生き方は人それぞれだ。その知らせを知りすぐに先輩にLINEをした。返ってきた返事は「なっちまったもんはしかたねぇだろ」だった。かっこ良かった。あれから数年経って、先輩は掠れた声の中でいまだにかっこ良く歌っている。掠れた声でヤジもとばしてくる。先輩にとっての歌とはそういうもんであり、先輩にとっての声帯か命を選ぶかはそういうことだったのだ。絶対に売れる秘訣は伝えにくいが、魂の話をするならばこういう事だ。

 

2018.4

 最近、バンドやってるやつ少ねぇらいしいな。何やってんだ!?姫路のバンドマン!?久しぶりに姫路の街を歩くと、まだ高校生がギター背負ってんぞ。姫路のバンドマンがもっと輝いて、そいつらに憧れられて巻き込めよ!おれさ、バンド20年やって来て良い事もあったし、くそったれな事もあったし、売れてるの?って言葉に腹立ったり、見えない未来にカーテンを閉めたりさ、いろいろあったけどさ。おもろいぜ、やっぱバンドは。どうせたいしたことねぇバンドなら簡単に辞めるな。死ぬまでやれ。就職してもやれ。今の判断で決めるな。どうせ誰も聞いちゃいねぇなら悩むな。やれ。続けろ。その先にしか見えない幸せがある。山登りだと思え。下山すりゃそれまで。でも頂上の景色は見たもんにしか味わえないもんあるぜ!もっかい言う、簡単に辞めんな。一生やれ。そして初期衝動に戻れ!そう、楽しめ!!

 

2018.3

 30分のイベントライブならば1、2曲目と明るい曲をやり3曲目に新曲、4曲目あたりにとっておきの歌を、最後にいつもの盛り上がる曲を。というのを、、、、誰が決めた!?それが当たり前であるならばみんなそんなライブをやっているってことだ。なら違う事をやった方が良い。絶対いい。一曲目から新曲でいい。ステージ降りて客席で演奏したっても良い。口パクでも良い。なんでもいい。今が窮屈な奴は今を壊す事から始めるべきだ。人と違う事をやれ。人がやった事はするな。これが死ぬまでバンドの基本だと思う。そしてロックンロールはその壊すところから全てが始まる。

 

2018.2

 I LOVE YOUを君はどう訳すだろう?ちなみに僕は大学は文芸学部だったのだが、そこでI LOVE YOUを訳して見なさいと言われ「もう終電ないみたいやー」と訳した。みんなは笑っていたが先生が驚いた顔をして、「君はすごいな」と言ってくれた。「I LOVE YOUをこの角度から訳したのは君以外には夏目漱石だけだ」と。僕的にはボケただけだったのだが。。。夏目漱石はI LOVE YOUを「今夜は月がキレイですね」と訳した。つまり口説き文句ということだ。そう理解したかどうかが大切だと言われた。あれから数年経ち、歌詞を書く立場になってよく思う。いかに角度を変えてベタな言葉をセンスよく例えるか。ここに売れる売れないのポイントがあると僕は強く思っている。最後に今月は僕の誕生日だ。また太陽が夕陽に変わるのを数えるようだ。

 

2018.1

 2018年開戦。心を入れ替えるチャンスが人生に数回あるとしたら、間違いなく1月はそれに入るだろう。僕自身、何度も大晦日までに己の汚点を反省し、カウントダウンをしながら来年こそはっ!と思いを強める1人だ。が、ハッピーニューイヤーと叫んだ瞬間から、ハッピー野郎に変身を遂げだらしない日々を3日ほど続け、やはり同じような一年を過ごしてしまう。しかし俺たちはミュージシャンだ。だらしないの代表だ。これを歌にすればいいと最近は思う。1月だ心入れ替えろ、と吠えるやつより、でもダラけちゃうんだよねぇ?と寝そべりながらカール食ってるやつの方が俺は友達になれる。2018年は等身大の自分を書くというのを姫路のバンドマンのテーマとする。俺が勝手に決めた。今年もロケンロー。

 


 

2017.12

2017年がもう終わろうとしている。
君は何回ステージに上がったかな?
その中で君が自分を誇れた日は何度ある?
何度自分を責めた?
そして何度君は自分を許し、何度自分に甘えた。
2017年がもう終わろうとしている。
この1年、君はどれだけ前に進めた?
結果として何が残った?
想いはきっとみんなある。でも結果を望む事から逃げてはいけないと思う。
2018年の前に今一度闘おう。
君は君に勝つ事から始めよう。

 

2017.11

 前回はプロを目指してほしいと書いていたが、実は僕の心にはもう一つの想いがある。プロになれなくてもいいじゃないか。である。音楽を始めた頃、楽しかったはずだ。それが原点でそのパワーは計り知れなく君を輝かせたはずだ。それでいいと思う。仕事をしてようが子供が出来ようがバンドをやればいいのだ。軽ーく目指したプロ根性でうまくいかず解散なんてもったいない。その先にバンドの楽しさはある。解散しようと思ったときから後3年はやってほしい。年に一回でもいい。ステージに立てるという事はすごい事なんだ。オレ達のような負け組の輝ける場所はここしかない。続けろ。その事が解散するよりもプロになるよりも何よりも難しいのだから。

 

2017.10

 オレは26歳の時にデビューした。いわゆるプロだ。プロの目から見て言える事は、アマチュア根性のやつに限って「お客さんがチケット代払ってお金をもらっている以上はプロやと思う」と言う。でも全然違う。アマチュアでも詐欺師でもお金はもらえる。プロとは第三者がプロと認める事であって、自分で認める事ではない。認められない悔しさを誤摩化さず、プロを目指してほしいとオレは心から思う。そしてプロとはその道を極めたものであるので、決して人の真似をしないで、玄人も素人も唸らせる作品とライブを目指してほしい。自分自身だけが納得するのではなく、第三者に認めてもらえる日まで。

 

2017.9

 姪っ子がピアノ教室に通っている。普通なら優しい目で見るのだが、僕はプロミュージシャンだ。小学生の彼女のプレイを一度聴いただけで才能がない事は分かった。彼女がプロピアニストとなる事はないだろう。努力は才能を超えない。努力は才能を伸ばすだけのこと。しかし、音楽の世界の正解はひとつではない。ピアノが弾けるからといってプロピアニストになる必要はない。ピアノが弾けるボーカルになるかもしれないし、プレイヤーとしてはイマイチでも作曲家として化けるかもしれない。音楽家、アーティストとしての未来はまだ未知数だ。バンドやアーティストの世界もそう。苦手な事は目を瞑り、特技を伸ばすのだ。こう書いておきながら、姪っ子がこれを読まない事を強く望む。

 

2017.8

 人の心を奮わす方法がいくつかある。一つは相手が思ってもいない、考えが及ばないような哲学をぶつけることだ。例えば「男のアイデンティティは下ネタの根底から5cm上にある」なんて言われると俺は間違いなくその人のファンになる。出待ちする。ベータ予約でチケットを買う。いや、それはうそ。もう一つは「なんだか分からないけどほとばしる情熱」だ。これに人はやはり動かされる。ただここでの注意点はこの情熱を押し付けないことだ。情熱は己の中で燃やして気がつけば人に伝わるものだ。アーティストは人の心を動かすのが仕事だ。君は今激しく燃えているか?人に見せるようではなく、己自身の左胸は高鳴っているか?そこからすべてがはじまる気がする。エロいことを考える時の胸の高鳴りのような情熱でこの日々を駆け抜けろ!!

 

2017.7

 バンドマンは優秀だ。バンドマンは音楽家ではなく起業家であり、ほとんどのバンドのメンバーがパソコンが触れて複雑な音楽ソフトが扱えるのはもちろん、デザインが出来て、エクセルが使えて、ヘタすりゃ動画だって扱える。マルチプレイヤーの集まりだ。逆を言えば、パソコンで扱う事が増えれば増えるほど、上級テクニックが増えれば増えるほどバンドも自然と成長していると僕は思う。そして君がデビューする時、そのやってきた事のすべてをスタッフがやってくれる。その時に当たり前と思わず、きっとありがたい気持ちでいっぱいになるはずだ。その気持ちはさらにスタッフをやる気にさせて君を売る為に頑張ってくれる。まずはパソコンを扱えるバンドマンになれ!!

 

2017.6

 バンドマンの諸君、元も子もない事を言おうか。売れるか売れないかのほとんどは「華」だ。「華」があるかないかだ。これは花屋の店先には並んでない。もっともっと特別なonly oneは全員にあるものではない。もう一度言おう。この世界は「華」だ。「華」があるやつはかっこいい。負け試合もかっこいい。「華」があるやつは自慢しない。「華」があるやつは自分のダメなところも笑って話せる。「華」があるやつは気を遣われる。「華」があるやつは時折スウェットをはく。「華」があるやつは家に靴べらがある。「華」があるやつはスロットなんてしない。「華」があるやつは飯食ってる時にまでさっきのスロットの話をしない。「華」があるやつはジャグラーを打たない。「華」があるやつはドリンクバーを頼んでもせいぜい2回までしか交換しない。オレの偏見甚だしいけどたぶんそうだ。オレの話になるが、オレが19歳の頃、オレのライブをはじめてみた店長346さんは「あのvocalの子、華があるなぁ」と言ってくれていたらしい。そうなのだ「華」なのだ。当時のオレは「華」以外なにも持っていなかった。もし君がvocalでないのなら、今のうちに急いで「華」のあるやつをメンバーに加えるのだ。はなはな簡単ではあるが、「華」こそ一番大事だという事を今日は書き記しておく。

 

2017.5

 歌を始めた頃、大好きなアーティストを擦れるほど聴きまくって練習した。モノマネだって出来るようになった。モノマネって歌う人にとって大切な事だとある時教えられた。まずモノマネが出来る人は耳がいい。耳がいいから特徴が分かる。そして次はそれを自分の声に変えてやる作業をするのだが、声を出すにあたって大切なのは発声と声の当て方だ。真似ようとしていると自然と何パターンもの声の出し方、発声法をマスターできるわけだ。良い事しかない。まずはモノマネからやってみることをお勧めする。楽器もそうだ。うまい人にはうまいリズムの取り方がある。まずはマネするのだ。自分の血として肉とするのだ。もちろんその後は継の大きな壁オリジナリティーというものが仁王立ちしているのだが、それはまたの機会に。

 

2017.4

 マイクスタンドを上手く使うボーカルはセンスがあると僕は思う。といってもYAZ◯WA的な使い方ではなく、TPOに応じて使っていると「こいつ分かってんなぁ、センスあるなぁ」と思う。歌は気持ちが自分に向いてる歌と外に向いてる歌がある。『イェーイいくぞー!』という歌はハンドマイクでgood。でも、『つまづいたり立ち上がったりを繰り返して』と言ったような自分を振り返るような歌をハンドマイクで客席に訴えかけて歌うのはナンセンスだと思う。イメージで言うと『おれ最近こんなことあってさ、、、』と人に話すとき目線は外して話す方が伝わるし、逆に強い思いがある時は目を見た方がいいに決まってる。つまりのつまりラブソングのほとんどはハンドマイクで歌うとナンセンスなのだ。ぜひみなさんもここを注目してライブを見て欲しい。センスのあるかないかがわかると思う。バンドマンで一番大切なのはかっこいいかどうかだ。かっこよくあれ!

 

2017.3

 姫路Betaでの打ち上げと言えば唐々鍋の店だ。「同じ釜の飯を食う」とはよく言ったモノで、打ち上げというのはバンドの縦や横のつながりを深め、ダメ人間を見つけ「俺より下がいる」と安心し、売れてる先輩への野心を隠しつつ豊臣秀吉ばりに近づく場所だ。僕は酒が飲めないがこの打ち上げの意味を十分理解している。よくまったく売れてないバンドが一緒にライブやってくれと言われ、僕はブチぎれてあげるんだけど、まずは一緒に飯食え!と思う。それもなしで何じゃこいつ!?と。オレのメリットないやんけ。と思う。次にあるのが1、2度食っただけで誘ってくる奴。じゃ、お前俺と飯食ってたのはこの為か!?と思ってしまうのでダメ。絆をしっかり結んでから交渉ごとだと思う。打ち上げを疎かにしていては売れるモノも売れない。そういえば昔は僕らも鍋の汁の継ぎ足しがないため、食べた汁をみんなそれぞれのお椀から戻してうどんや雑炊を食べるという事をしていた。同じ釜の飯を食った仲間との関係は今でも続いている。僕と仲良くなるのは僕のライブに来て打ち上げにくる事だ。それをすれば僕はどんなに売れてなかろうが心を開いている。

 

2017.2

僕は小学生の頃、県住に住んでいた。それも今のように立派なものではなく県住の中でも一番最初に建てたんちゃんか!?というほどボロいものだった。それでも時代が1980年に突入した頃には、貧乏我が家にもバブルの恩恵をあやかっていたと今なら分かる。そして2017年今現在、世の中の消費はまだ冷えきっている。何をやっても上手くいかない。上手くいっている人はまぐれに近い。だって世の中が調子悪いんだもん。音楽業界なんてミリオン出したのはいつの頃。もはや厳しすぎて夢見る余裕も消えつつある。しかし、それは世の中の流れが悪いだけ。本当に自信があるなら続ければ良い。そして世の中の経済と自分のバンドとの調律がとれるヤツは生き残れる。そして時代が音楽に追い風になる日が必ずもう一度来る。その時にそれを見据えて動いたヤツだけが勝てる。さぁ、歌え!ライブをしろ!未来に繋がる今を君は生きている。

 

2017.1

 2017年が始まったぜ!この時に自分自身に約束した事を一年間守り通せば、きっと人生は少しずつだけど良い方向に行くはず。そんなことぁ分かっているけど、出来ないからバンドやってるんだよ!バッキャローと言いたいが、やはりまずは自分を裏切らない事が一番。一年間で出来るライブはたかが知れている。地元バンドなら毎月出ても年に12本。12本で何人の前で歌を聴かせられるのか。さらにその中の何人の人の心を打ち抜き、さらにさらに次のライブに行きたいと思わす事が出来るのか。2017年が始まったぜ!何が出来る?何をしなくていい?何が大切で、何を捨てれて何を取りにいく?今誓った事を忘れずに、少しずつ形を変えながら年末に笑おうぜ!

 


 

2016.12

 2016年もいよいよ最後の月になった。バンドマンの君はいったい今年何本ライブをして、バンドが好きな君はいったい何本のライブを見ただろう。その中で自分を誇れた日は何回あって、心を激しく揺り動かされたライブは何本あっただろう。俺はといえば、こんなコラムを書いていながらメンバーが脱退するという、何ともな出来事があった。バンドは年齢ごとにスタイルが変わってくる。と最近つくづく思う。若い頃はとにかくとんがって来たけど、この歳でそれをやってるとカッコ悪いときもある。つまりバンドとは生き様だと思う。その生き様に惚れる人が「見たい」という欲求にかられ、その生き様がカッコ良ければ、曲に反映されて観る人の心を震わせる。覚悟と情熱と信念。2016年というのは誰にとっても苦しい一年だったように思う。でもこれからだ。生き様というのは苦しい時にこそ見せるものだ。さぁ、2017年を迎え撃つ準備をしようか。

 

2016.11

 オレはライブ前に歯磨きをしないやつは嫌いだ。いけてるボーカルはたいがい歯磨きをしている。まず人前に出るのに口が臭かったら嫌だ。いい歌歌ってても口が臭かったら最悪だ。ギターに絡みにいってひとつのマイクで一緒の歌うと言う行為自体も80年代チックで恥ずかしいが、これに口が臭かったら殺してほしいと思う。一番の前のお客さんをいじりながらも口が臭かったら孫の代までの恥だ。そんなこんなで歯磨きは大切だ。あともうひとつ歯磨きをする理由は、コーヒーを飲んだ後丸出して茶色い舌を見せて歌ってるやつが嫌いだ。エンターテイメントは夢を見せてなんぼ。それが出番前に落ち着いて砂糖を半分入れながらコーヒを飲んでいたと思うとどつきたくなるのは僕だけだろうか。そんなこんなでこれからはvocalのライブ前の歯磨きは必須とさせていただく。いますぐエフェクターボードに入れておくべし!!

 

2016.10

 僕は20歳に時に一度だけ自分がこのままバンドを続けていくかどうかを真剣に考えた。当時住んでいたマンションの屋上に上り、ライトアップされた姫路城を見ながらぼんやりと、時には眉間に皺を寄せながら考えた。たどり着いた答えは。。。「落ちこぼれだったオレがライトを浴びて歌っている。これ以外にオレが生きる道はあるのか!?スポットライトを浴びない人生を歩むのか!?やるしかねぇーだろ。お前はこれ以外輝けへんぞ!!」だった。もちろん、今真剣に考えるならば違う答えも見つけるだろうけど、それもこれもバンドをやってきて自信をつけたからだと思う。これしかない、選ばれたものじゃなくてもいい。これしかオレには道がない。そう思ったら自然とその道が開けた。覚悟ひとつで変わる。人生を切り開くとはそう言う事なのかもしれない。

 

2016.9

バンドマンて器用なヤツが多い。まぁ、バンドは一つの会社のようなもんだから、経営するヤツ、戦略を練るヤツ、アート的なものを受け持つヤツ。いろんな奴らの集まりと必然的になってくる。その中で料理や写真にはまるヤツが出てくる。たしかに料理なんかしているとまるで音楽を作っている感覚に陥るときがある。味のゴールは自分だけが知る、そこにたどり着くまでの過程を楽しむ。まるで音楽そのもの。写真にしても、一瞬の衝動感情を閉じ込めるというのはまるで音楽だ。が、あえて言おう。メンバーが、音楽以外のものにはまり出したら要注意。そんな暇があれば音楽に集中しろと怒ってあげなさい。中途半端に何かをやって、やってる気分になる事がこの世で一番かっこわるい事なのだから。

 

2016.8

僕はライブハウスのトイレマニアだ。我らがBETAは奇麗なハコなので楽屋トイレへの落書きは禁固450年くらいの罪になるが、全国では落書きはあって当たり前。そこにこそのそのバンドのセンスが問われると言っても過言ではない。たとえば「左見ろ」「右見ろ」「上を見ろ」「バカ」といったものや、ちょうど便座に座ったところに見える位置で「どうやら便が緩いようですね。大丈夫ですか?」などといったナイチンゲール的なものまで。中でも僕が胸に引っかかって未だに離れないのが広島の「誰も君の事なんて見ていないよ!」という落書き。これをみると、「んな、ことねぇよ!」と気合いが入ってステージに上がっていた。おそらくこれを書いた人は嫌みだったと思う。でもほとんどのアーティストがそれを励みにステージに上がっていたんだと思う。だからこそ、その落書きは10数年経った今でも消されていない。「誰も君の事なんて見ていないよ!」そこに付け足すなら「はじめはな。」だ。最後には君しか見ていないよ!に変えるのだ!!

 

2016.7

 僕がバンドをやり始めた頃、ライブハウスはガラガラだった。オリジナルの曲をやっているバンドも少なくて、総動員が10人いれば「今日は多いなぁ」と呟いていた。一緒にライブをやる相手は僕らよりも歳上の「おっさん」ばかり。おっさんが呼ぶおっさんの友達が俺たちの曲を理解するわけがない!と勝手に決めつけ、僕らは僕らなりの方法でなんとか自分たちの歌が分かってくれそうな世代のところへ無理矢理出て行って演奏した。結果、1年後僕らはガラガラのライブハウスを満員にした。僕は全国のライブハウスを見て、ちょうどあの頃に戻ったなぁと思う。だからこそ今がチャンスだと思う。自分で考えて、自分の音楽を届けたいところに届けるのだ。僕らはガラガラの中からのし上がったからこそ、今の今まで18年間姫路の街でトップでいられる。これは自慢ではなく史実であり、実際に決していい環境ではない中で成功した例なので君にもチャンスがある。さぁ、やれ!動け!

 

2016.6

 渋谷陽一が「ROCKIN'ON JAPAN」の中で当時還暦を迎えたThe Rolling Stonesのアー写を見て、「この写真を見てほしい。全員が大会社の社長といってもおかしくない顔つきをしている」と書いていたのを覚えている。バンドでデビューすると言うのは東大に入るよりも倍率が高いと言われている。さらにそれが地方都市の姫路となれば、本当に後の大会社の社長になるほどの器じゃないと厳しいのでは!?と思ってしまう。昨今のバンドマンは何でも出来る。自分でフライヤーも作れるしエクセルやワード、録音だって出来てしまう。オールマイティな才能を求められる。ろくでもない道楽者と思われがちだが、バンドマンの持ってるスキルは意外と高く、会社の中で採用されても即戦力となるやつは多いと思う。なのでまずはバンドで売れたけりゃ頭を働かせろってこと。ただ、渋谷陽一は前述の文の後にこう続けている。「この写真を見てほしい。全員が大会社の社長といってもおかしくない顔つきをしている。たったひとりの狂人を除いては。」おそらくGのキースの事を言っていると思う。頭がいいか狂ってるか。振り切れってことだな。小さくまとまんな。夢見るならでっかく、堅実に行くなら今すぐ就職だ!!まずは君には時間があるから夢を見ろ!!

 

2016.5

 姫路にはうまいものが山ほどある。君はいくつ知っているだろうか?駅から歩ける範囲だけでも「ふなこし」「東来春」「新生軒」と、東京でやっても大当たりしそうなお店がある。知っていたらもう読まなくて良し。お前はすごい。知らなかった人。「姫路の駅前はあまり知らないもん」なんていう言い訳するやつはとりあえず奥歯を全部前歯にしてるくらい恥ずかしい事だと思いなさい。一流になるには一流の仕事を知るべきだと思う。一流の定義は色々あるが、上に上げたお店はささやかな感動をご飯で与えてくれる。地元にいて地元の味を知る事こそがいい音楽に繋がると根拠のない理由でありながら僕はそう信じている。リハーサル終わりにでもBetaのみなさんに所在を聞いてダッシュで食べにいくのだ!

 

2016.4

 姫路にいる頃、BETAでレコーディングをしてインディーズのCDを制作していたのだが、あまりに歌が下手すぎて三四郎さんに「一言ずつ録音するつもりでやる!」と言われたのと、自分の不甲斐なさに家に帰って泣いてしまった事を覚えている。青春だ。バンドのいいところは「うまい下手選手権」ではないところだ。下手でも輝いていればそれでOK!というなんともグレーな稼業。ただそれでも次の段階に行くにはある程度うまくならなくてはならない。今は家で簡単に録音できる時代だが、姫路のバンドマン、BETAで録音してみるんはどうだろうか?客観的にヘタだと言われ、自分の弱点を分かった方が必ず将来のためになると思うし、それはお金なんかよりももっと大事な事のように 僕は思う。

 

2016.3

 最近姫路で活動していた頃の事を想います。何事も経験だと僕は思う。あの頃の僕はお客さんがいない中でやるライブが好きだった。もちろんお客さんが多いに越した事はないけど、少ない時は少ないなりのやり方があって、「めちゃくちゃしてやろうぜ!」とステージを転がり回り、壁を蹴りまくり、首を振りまくり、かと思いきやアコギでバラードを歌い出し、次のシーンでは僕の生着替えのコーナーがあると言う、パンクとヘビメタとポップスと奇術の入り交じった文字通り、めっちゃくちゃやっていたのを覚えている。今や動画サイトで何度でも再放送できる時代、「生」の良さとはここにあると思う。ステージを転がり回るにしても、今日の転がり方と明日の転がり方は違う。そこに人は感動したり、笑ったり、今しか見られないものにお金を出すのではないだろうかと思う。今君は「今日しかできないオレを見せるんだ!」という気持ちでステージに立っているか?今日の君が一番かっこ良くて、明日の君はさらに今日よりかっこいい。それがライブの基本であり、人としての生き方の輝きだと思う。「めちゃくちゃしてやろうぜ!」

 

2016.2

 バンドマンが低迷化している。というか若者の間ではバンドはやるものではなく、聴くものらしい。さぁ、どうする。ここはチャンスだと思うのは僕だけだろうか?ブームが来てから乗っていては遅い。自らムーブメント作るやつがやはり姫路と言う地方都市からデビューまでこぎつけるのだと僕は思う。大学まで出ている優等生は良い。僕は20歳の時に自分のくっだらねぇ人生と、その先も待ち受けているくっだらねぇ未来が想像できたので、そこから抜け出したくて歌う事にした。一度っきりの人生、これを読んでいるって事は音楽で飯食いてぇなぁっていう不届き者だと思う。それで良いと思う。無法者のまま、好きな事だけを追求するその純粋さやどん欲さが未来を変えていくと思う。いつか「あのコラムを読んで売れました!」というやつが出てくる事を望むが、その際は調子乗んな!!としばきたいと思う。

 

2016.1

 新年明けましておめでとうございます!この度、僕、THE NEUTRALヴォーカルしげるはvocal powerの一員として1月27日にユニバーサルミュージックからデビューする事が決まりました。と、このように人生で2回もデビューするやつがいるのです。さぁ、絶対に売れるバンドマンへの道をいい加減に読んでいたバンドマン、気合い入れなおそう。2015年、僕は一回目のデビューした時と同じくらい日々を音楽に費やした。あれやっておけばよかったと言う事は全部やって、やりたくない事も進んでやった。結局、好きな事だけやると言うのは夢に向かっては遠回りだと思いました。音楽デビューできるのは東大に入るよりも倍率が高いらしい。なので、本気で売れたい、デビューしたいと願うならば誰よりも気合い入れてがんばるのだ!2016年が開幕した。みんなで素敵な一年にしよう!

 


 

2015.12

 売れるバンドマンのメンバーには必ず一人実家が商売をやっているというやつがいる。これが大きな要因だと10年前三四郎さんが吠えていた。確かに一理ある。たとえば君が今好きな音楽がある。それに似た音楽をやろうとする。でもそれは時代の後追いになる。君がそれを演奏する頃にはもう時代遅れだ。でもここに商売人の子供がメンバーにいると、そこにひとエッセンスを加えやがる。これがまた新たな音楽を生み出していく。もちろん音楽は商売ではない。が、音楽で成功するにはもう人柄がぶっ飛んでいるか、こういったクレバーなヤツがいる事は不可欠のような気がする。なのでもし君のメンバーに今商売人の息子、娘がいないなら、、、メン募することをおすすめする。もしくはタンポポにメンチを切りながら歩くようなぶっ飛んだ人生を歩んでいく事をおすすめする。

 

2015.11

 絶対に売れるバンドマンへの道「機材車を買え」。バンドマンにとって楽器の次に大切なのは「機材車」だと思う。「機材車」は倉庫になる(もちろん盗まれる事もあるが)。「機材車」はホテルにもなる(夏場エンジン切って寝ると永眠よ)。なによりもツアーに廻れる。ツアーに行けない理由に機材車がないからと言う理由は究極かっちょわるい。買うならばしっかりしたバンを買うべきだと僕は思う。中途半端におしゃれな車を買って成功したヤツを僕は見た事がない。なによりも「機材車」とはバンドの覚悟だと思う。借金してでもメンバーで金出しあって買うのだ。もう戻れない道へと歩く覚悟を決めるのだ。ちなみにバンドマンはよほどの大物にならない限り、ほとんどが機材車移動だ。大阪城ホールでやるバンドでも機材車だと言う話を聞いた事あるし、僕はかっちょ良いなぁと思ったのを覚えている。さぁ、君よ「機材車を買え!」

 

2015.10

 絶対に売れるバンドマンへの道「トイレに落書きするな」。我らがBetaのトイレはとてもきれいだが、地方に行けば楽屋のトイレは落書きアートに溢れている。「おい、そこのお前上を見ろ」で上を見ると「バカ」と書いてあるような手の込んだものや、「PCエンジンを持っているやつは過保護である」といった笑点的なものまで多種多様。トイレとは違うが、楽屋にステッカーを貼りまくるバンドマンも多い。が、僕は既に20歳にして思っていた。それらステッカー群や落書きの中に有名バンドのモノが一つもない!!つまり売れている人はそんなところでアピールしないし、それはださいという美意識があるのだろう。僕もこのポリシーで、今まで一度も落書きやステッカーを楽屋に貼った事がないのだが、Betaと熊谷ヘブンズロックにだけ僕らのステッカーが貼ってある。それは若かりし頃のBeta店長三四郎さんが、ツアーに同行してくれた時に勝手に張ってくれたものだ。三四郎さんがバンドやっていたら間違いなく売れていなかっただろう。。。

 

2015.9

 僕らより上の先輩は、ビジュアル系でなくてもステージに上がる時に少し化粧をする人が多かった。
僕らの世代はわりとラフな格好でステージに上がるのがかっこいいとされた。江口洋介の朝起きて腕をのばして散らかった部屋から掴み取ったTシャツでその日の服を決めると言う、今思うと雑誌用のサービストークに中学生の僕はしびれたものだった。今の若手だとバンドに一人メガネ、もしくはシャツのボタンを一番上まで締めるのがかっこよさげだ。あとメンバーに一人、雰囲気美人の女の子がいるのもありだろう。けっして美人すぎず、かわいらしい程度の。でも、バンドで一旗揚げようとしているなら、今から眼鏡でシャツで適当な女子をと選んでいてもダメだ。時代は流れている。後追いはろくな結果を招かない。大事なのは、上に上げたどの格好も、その時代時代で「かっけー!」と言われた事だ。かっこいいだけは何時の時代も変わらない。かっこいいバンドになろう!

 

2015.8

 「武士は食わねど高楊枝」この言葉の意味を今こそ深く噛み締める。この言葉さえも知らないバンンドマンは今すぐ楽器売って働け!ようは「格好つける」のだ。僕はツアーバンドでありがちな、ステージドリンクのペットボトルを1.5リットルなどのでっかいので持ち回り、中身の水を入れ替えて明日からのLIVEもやりまっせ!っていうのがあまりに貧相で嫌いだ。ロックバンドっぽく見えるかもしれないが、これをやっていて大成したヤツはいない。金がかかろうが一口しか飲んでいなかろうが、常に新しいものを身にまといステージで輝けねばならない。そうオレ達はステージに上がるのだ。たくさんの明かりを浴びながら。だから、無理をしてでもかっこ良くあり続けなければならない。凹んだ時こそ笑ってみせ、絶体絶命の時こそでっかい口を開いて未来を語る。こういうやつに男も女も音楽の神様も惚れるのだ。

 

2015.7

 その昔、バンドの先輩に言われた事がある。バンドが成長するには3つの過程を乗り越えなきゃいけないと。まず一つはメンバーが嫌いになる。たしかにツアーとか廻っていると顔面を踏みつけたい衝動にかられる事もあった。次にメンバーを許せるようになる。まぁ、こんなアホなヤツでも死んだら悲しいかもなぁと、最も最悪のケースを想定する事によって怒りを回避する術を覚えたっけ。
そして最後にメンバーを尊敬できるようになる。同じようなプレイしかしない。引き出しが少ない。ところがその引き出しの奥が深かったり、意外とこいつじゃなきゃできない音が出てるんだなぁと思うと確かに尊敬できるようになったっけ。ここで間違っちゃいけないのが、この過程を全て通る事だ。たまに自分のメンバーを褒めまくるバカもいるが、それは身内の文化祭ノリだ。真剣にやってるからこそ一度は嫌いになる。で、そこを乗り越えた絆こそが音になるのだ。さぁ、君は今どの段階にいるんだい?

 

2015.6

 原点回帰になるけどバンドマンに取って一番大切なもの。宝は何だと思う?オレはやはり「楽曲」だと思う。曲がなければ当然何も出来ない。まずは曲だ。さぁ、君は今年何曲書いた?まずは量産する事も大切だと思う。つぎに名曲を書く事。名曲の条件はまず1.自分がほれぼれする曲。2.メンバーもほれぼれする曲。3.ファンがほれぼれする曲。4.ファン以外の人が聴いてもいい曲である事。この4つの条件を満たしたものがいわゆる名曲となる。今6月。ちょうど半年あるじゃないか!?今年の年末までに何曲書けるかな?オレは思うんだ。これを読んでいるバンドマンも日々工場で働いて忙しい事だろう(勝手に決めつけるが)。それでもさ、今まで人生でそんなに褒められた事のない俺たちが唯一居場所を見つけられたこの場所でさ、がんばれないヤツはダメでしょ。自分の好きな事くらいは全身全霊かけて取り組むべきだと。最後に断っておくけど、良い曲出来ましたと僕のところに持ってこないようにね?では、年末君の新曲がたくさん出来ていますように。

 

2015.5

 「トシ、サッカー好きか?」という世界的名言がある。(知らない人は必至で調べろ)それと同じようにオレは君に尋ねたい。「○○、音楽好きか?」(この○○には君の名前を入れよう!良かったね!!)結局はこれに尽きると思う。好きかどうか。この好きにも色々ある、単純に音楽バカもいい。モテたいからやめられないもいい。結局好きと言うジャンルだろう。オレなんかは歌っているときのオレが好きというのが初期衝動だった。好きこそものの、、、ということわざもあるけれど、やはり大切なのは情熱。近年、「パッション」などとファッショナブルに言うヤカラもいるが、こういうやつはきっとコンビニで2つ分の駐車スペースを使ってとめるヤツだろう。断言できる。「パッション」ではなく今を変えるのは「情熱」だ。人は好きな事には没頭できる。愛する人、仲間との時間を割いてでもがんばれる。嫌な事だってやれる。それは「好き」という「情熱」が何に置いても全てを業火するからだ。君に残念なお知らせがある。この世の中は全てにおいて「めんどくせぇー」と「うっとうしい」がつきまとう。愛する人でさえもこの感情を抱く。もちろん音楽にも。すべてにおいてなのだ。だから好きじゃない事の場合、僕らは逃げる。逃げてきた。ごめん。でも、好きな事の場合、すこしだけ立ち向かえるのだ。音楽で飯が食える確率はメジャーリーガーで成功する確率だと思ってくれ。だから今一度聞こう。「君は音楽が好きか?」

 

2015.4

 ボクがデビューしたあたりから「音楽業界は売れなくなった」と言われてきた。実際、数年前までCDの売り上げは下がったけどライブは変わらない、これからはライブの時代だと言われてきたが、そのライブでさえ、みんな大御所も有名アーティストも苦労している。それを理解はしているが、納得をボクはしていない。これが大切だと思う。これを読んでくれている君がやっているライブ、何人の人が見に来ている?お客さんがほとんどいなくてガラガラの時もあるだろう。その時、君はどう思っている?「しかたねぇよ」と思うのか、それに目を背け違う議論ばかりしているのか。絶対に違う。ボクは「悔しがれ!」と思う。この現状に納得してはいけない。悔しさを感じ、今を変えたいと強く願うのだ。今を変えなきゃ明日はない。悔しいと人一倍思って、今を変えようと汗をかいたヤツこそが最後まで残るのだ。君はヘタレなのか?それとも輝くのか?まずは輝く涙を流せ!

 

2015.3

 絶対に売れるバンドマンとは逆に、絶対に売れないバンドマンというのがいくつかある。まずひとつ、やたらめったら楽屋に自分のバンドのステッカーを貼らない事。張っているバンドマンで売れてるのを見た事がない。東京に始めて行ったとき、有名なライブハウスでそこに出た事のあるミスチルやウルフルズのステッカーを探した事があるが、当然なかった。そこにはプライドのようなものさえ感じた。もう一つ、「Twitterに載せて良いですか?」と写真撮ってくるヤツもだめだ。媚びるなバカ。便乗して売れようとするなアホ。ついでに言うと、イベントライブの終演後に全員で記念写真を取る時にいちびって一番前で寝そべるメンバーがいるバンドは漏れる事なく売れないし、いけていない。こういうやつは決まっておもろくないし厚かましいのでみんなに嫌われているだろう。(←憶測、偏見)最後に、ベータのドアのところに私のバンドのステッカーが貼られているのは秘密にしてくれ。

 

2015.2

 バンドマンにとって必要なものは打ち上げ!ライブハウスの人や仲間と飲みにいくべきだ。バンドの打ち上げは先輩に媚びる為ではなく、仲間として飲みにいくのだ。が、一つ忠告を。僕の長いバンド生活においてそこで実りのある話がある事は一度たりともない。が、すぐにチンコを出すヤツやすぐに隣の女子を口説こうとするバカを見て「あぁ下には下がいるんだなぁ」と安心できる。バカでどーしょうもないやつらが君以外にもいる。でもそいつらはなんかなんか知らないけど最高だ!そう言えるのがバンド仲間だ。そして君がバンド生活で立ち止まったとき、手を差し伸べてくれるのもバンド仲間だということを忘れないように。ちなみに僕は一滴も酒は飲まないが打ち上げには参加する。

 

2014.12

 売れるバンドはみんないい音を出している。だからこれを読んでいる君もいい音を出せば売れることに一歩近づく事になる。ではどうすればいいのか。簡単なことだ。高い機材を買えばいいのだ。高い機材は良い音がする。安い機材で売れてるアーティストもいるじゃないかっ!って?はっきり言うとそいつらは天才だ。真似ちゃいかん!というか稼いだ金を全て音楽に費やす精神が君を上へとのし上げる。さぁ、今すぐ買いに行け!

 

2014.11

 売れてるバンドマンには理由はないが、売れてないバンドマンには理由があると思う。その一つがモノマネバンド。少し前で言うとミスチル、ミッシェル、ゆず、ウルフルズ、ブルーハーツ(なぜかハイロウズをやらない所にセンスのなさを感じる)。今ならラッド、バンプ、セカオワなのか。とにかく演奏しているそいつらのバックボーンが見えてしまうときがある。どっかで聴いた事のあるメロディ、誰かが使っていたような歌詞。またラットやバンプの歌詞を真似ようと内容も無いのに匂いだけ真似てどうしようもないヤツもいる。いやだから、アーティストが誰かのモノマネすんなって。と思ってしまう。どの曲を聴いても、どのライブを見ても、「この人何を聴いて育ったんだろう?どんな音楽が好きなんだろう?」とその奥が見えない方が素敵であり、そうなった時には君のバンドの中でも何かが変わっているはずだ。まずは「〜みたいだね」と言われる事を嫌え!そして「〜みたいだね」が君のバンド名になるようにオリジナリティを磨くのだ!!

 

2014.10

 どんなくそバンドでも必ず一曲はそのバンドのヒット曲が生まれる。この法則を僕はまだ解けてはいないが、なぜだかセンスのかけらもないような奴らにだって一曲は代表曲がある。でも大事なのはそれからなのだ。そのヒット曲を次々を生み出さねばならない。でも多くのバンドマンがその代表曲が奇跡の一曲であり、それ以降なかなかそれを超える曲が生まれない。同じ曲をどんなライブの時でも必ず最後に歌うバンドっているけど、5年後に見ても同じ曲をキラーチューンとして歌っているのをみて僕はがっかりする。やはり音楽にも賞味期限というものはある。いや正確には曲にはないが、演奏側は何年も同じ気持ちでは演奏できない。何が言いたいか、つまりその代表曲が奇跡ではなく、きちんと意識した上で書けるようになれば君も売れるバンドマンへとなっていくだろう。
まずはセットリスト全部新曲に変えてでも成り立つくらい良い曲を書くのだ!!

 

2014.9

 「君はライブ後に泣いた事はあるか?」オレは姫路にいた頃、何度か泣いた事がある。それはイメージしていたようなライブが出来なくて流した悔し涙だ。泣くほど悔しい思いをするような気持ちでライブしてんのか!?おめぇーら?と言いたいのではなく、ここでは「イメージしていたようなライブ」が大切なキーワード。「イメージを持ってステージに上がっているか?」出たとこ勝負も悪くないが、どんなライブをしたいと思っているか、客席をどんな空気にして帰りたいか。イメージだ。よく「今日はお客さんがあったかかった」と楽屋にヘラヘラと帰ってくるバンドマンがいるが、オレはそんなヤツらに漏れなくパワーボムを決めている。客席に乗せられてどうする。客席が乗っているならば静かにさせろ。客席が静かならば盛り上げろ。自由に客席の温度を変える事こそが良いライブの秘訣だと。次のライブから君もイメージしてあがるんだ。君が好きだったアーティストが君に残してくれたような感動を思い出して。

 

2014.8

 絶対に売れるバンドマンへの道、それは不真面目に生きる事。いかにはみ出して生きるか。そのはみ出した先にこそ描ける世界がある。人がやらない事をする。普通やったら怒られるだろう、ということを敢えてやる。乱暴者で良いと思う。挨拶が出来なくても良いと思う。柄が悪くても良い。それでも歌を歌えばかっこ良くて、ライブをすればカッコいい。それがアーティストとしての魅力だ。もっと分かりやすく書こう。真面目なやつのおもろくない歌詞「君に出会えた奇跡 これを人は愛と呼ぶ 今君に会いたい 出会えて良かった」こんなうんちみたいな事を歌ってるヤツが未だにいるからおそろしい。これはプロの仕事ではない。ではプロはって?まずセミプロ「君に出会わなきゃ良かった こんなに好きになるなんて 今君に会いたい もう忘れようと誓ったから」どんでん返しパターンね。別れの歌やったんかーい!!ってやつ。ではプロは「君に出会えて奇跡 これを人は愛と呼ぶ ならこれは愛じゃないだろう 今二人が笑ってるのはあの日の僕の勇気だ」どんな恋愛でもどちらかの愛の告白というアプローチで成り立っている。それを見事に描いている。人と違う事をどう表現するか。これが大切。悪い事言わねーからオレのライブ来い。挨拶せんかったらシバくけど。確実に。最後に、どんなにはみ出した方が良いし無法者でも良いけど、結果も残らず、人から嫌われるようではクソ野郎である。忘れないように。

 

2014.7

 バンドマンは格好つけるべきだと僕は思う。でもここでの格好つけるは媚びるようなカッコ良さ、つまり受け手側が好むようなカッコ良さではなく、格好良さを認めさせる格好良さを身につけるべきだと思う。つまり男らしさ!だ。武士は食わねど高楊枝とはよく言ったもので、心とは裏腹であっても、バンドマンは時として見栄を張っていかねばならない。その中で「オレが正しい」と思った事を、曲げずに伝えていく強さが必要だ。そもそも初めましての人に歌を聴かせるってそういう事だと思う。媚びて聴いて下さいではなく、人として魅力的なヤツが歌う歌に響くものだ。媚びてつくファンは10人。媚びずにつけれたらそれは武道館へと繋がる。小さい世界でヘコヘコ生きるなら商売替えをした方が良いだろう。バンドマンとはかっこいいもので、その陰には格好良さを我慢してでも表現する生き物なのだ。さぁ、君も今すぐギブソンかマーチンをローンで買いにいけ!まずはそこからだ!と思う。。。。

 

2014.6

 さてまず、売れる売れないの前にバンドマンはライブが命である。そのライブに必ずあるのがトラブルである。一年に一度は多かれ少なかれトラブルに見舞われる。ハインリッヒの法則が出来たのも納得だ。さて、このトラブルこそ「チャンス」の時である。急に音が出なくなった。この時にどう対処するかが、そのバンドの力の見せ所。一番ベタなのは「アカペラで歌う」。これは手っ取り早く機転も効いた気がしていいのだが、もはやみんなやっているので下手すりゃ寒く思われたりもする。急に音が出なくなった時、僕なら。。。。いや止めておこう。答えは自分で探すもんだ。なんにしても覚えておいてほしい。トラブルはチャンスの元。むしろチャンスに変えれるヤツこそが残る!!さぁ、トラブれ!!!ってトラブったらあかんがな。ちゃんと楽器機材はメンテしよう。

 

2014.5

 バンドが良くなるには3つの段階があると昔、先輩に言われた事がある。まずは「メンバーがめっちゃ鬱陶しく思う時期が来る。」これは致し方あるまい。愛する人でさえもずっと一緒にいると、喧嘩したりうざく思ったりすることもあるんだから、同性なら喧嘩もするだろう。次の段階は、その「メンバーの鬱陶しいところを許せるようになる。」アイツ鬱陶しいけどいいところもあるんよなぁと。最後の段階は「メンバーを尊敬できるようになる」だ。これも同性、しかも歳が近ければ近いほどなかなか尊敬は出来ないけど、出来る時期が来る、いや結果があるからこそ尊敬なのか!?とにかくその時が来る。ただ、ほとんどのバンドマンが一番最初の段階でうろうろして先に進めず解散する。鬱陶しいと思う事もあるだろうがすべては音楽のため。脇目もふらず最高の音楽とライブを最高の仲間と作るのだ!!

 

2014.4

 今僕は、古い自分のライブ映像を見ている。吐き気がするほど下手である。なんでこんな金髪で目つきの悪いヤツを見に来る人がいたんだろう?タイムマシンがあれば、とりあえず当時の僕を馬乗りになってしばきたい。が、バンドってそういうものなのである。バンドは上手いヘタ選手権ではない。もちろん上手くならなければいけないけど、おおざっぱに言うと、例え下手でもバンドメンバーの息さえあっていれば良いライブになるのだ。姫路で一番を目指しているうちは上手さは後からついてくる。それよりもまずは何がしたいか。で、最後のその表現する為に演奏力を磨こうとなれば良いと思う。僕らも姫路にいた頃はヘタだと言われていたけど、その時から思ってた「お前らは上手いけどおもろないなぁ」って。もう一度言う、バンドは上手いヘタ選手権ではない。見てて楽しいかどうか!だぜ!

 

2014.3

 今回はまじめに。絶対に売れるバンドマンへの道かどうかは分からないが、とにかくインプットを増やす事が大切だと思う。映画を観る、絵画を観る、もちろんライブハウスに通って、いやライブハウスだけだと視野が狭くなるからいろんなアーティストのライブを見に行って、とにかく自分以外の感性を多く取り入れる。これが大切だと思う。たとえば君が「ありがとう」という言葉を知らなければ「ありがとう」と歌詞に使えないように、とにかくたくさんの事を学ぶ事は大変重要な事。まじめな話、君がアホならばまずは塾に行く事を進める。頭の良さも非常に重要だと僕は思う。アウトプットする前にインプットを!

 

2014.2

 バンドマンに必要なもの。それはやはりROCK魂だと思う。もちろんもっともっと成長すればROCKよりもROLLが大切なんてベタなしゃれおつっぽい事も言い出すのだが、まずはROCK!ライブにはお客さんを喜ばすサービス精神も大切だが、サービスと媚びるは違う。ファンが一人もいない時に声をかけてもらうと嬉しいのは分かるが、そこはぐっと堪えて「オレの歌が好きなら次来いよ!」くらいの気持ちでいるのが大切。サラリーマンと違うところは生意気が通じる世界、媚びなくても良い、むしろ媚びた数だけ道は細くなると思った方が良い。気合い入れてやってけ!ただ、オレにはきっちり敬語使え。オレには媚びまくれ。

 

2013.12

 今年最後の絶対に売れるバンドマンへの道だが、それはただ一つ。媚びない事。まず今この「媚びない事」の漢字が読めないようなアンポンタンはすぐに音楽を辞めなさい。知名度の低いうちはどうしても少数のお客さんに媚びてしまう。その気持ちは分かる。でも、媚びて深い関係になってしまうと当然新しいお客さんはその姿を見て引いてしまう。なので結局お客さんは増えない。本末転倒。媚びてしまいそうな気持ちをぐっと堪えるのだ。かっこいい曲とライブをやれば自然とお客さんは君に興味を持つ。興味があるってことは君の事が知りたい、つまり君の器をはかりたいってことにもなる。なのでヘラヘラせずにミステリアスを守るのだ。良いライブをした時こそ、物販なんかには立たずに誰かに任せて、一言もしゃべらずに帰るのだ。売れても媚び諂うなら別だが、売れたら絶対やらない事は今からもやらない方が良い。売れてるイメージもわかない奴は、やっぱり今すぐ音楽を辞めなさい。

 

2013.11

 絶対に売れるバンドマンへの道はただ一つ。お前が魅力的かどうかだ。ド変態でも乱暴者でもビビるくらいアホでも話が噛み合ないほどの天才でもド変態でもいい。SでもMでもいい。いやむしろどっちかでいろ!!つまり振り切ってるのか!?ということ。物事を置きにいくような人生を送っているヤツの作品に誰も共感しない。振り切れ!大胆にいろ。びびんな!でもオレにはきっちり敬語使わなシバく。

 

2013.10

 僕の持論、「バンドマンでラブソングを歌う以上モテなければいけない!」これは基本中の基本だと思う。たとえば野球がめっちゃ下手なヤツに「あのな、スイングちゅーもんはな。。。」とアドバイスを受けても説得力がないのと同じ。モテない男のラブソングを聴くくらいなら僕は映画「UDON」を見るか、終わったドラクエで全員の職業を遊び人にして最後のボスに挑む事に費やしたい。もちろんここで言うモテるとはチャラ男になれと言うのではなくて、女心も、いやさ、人の心が分かる、一言で異性をコロっと頂くくらいのヤツになれということ。さすれば自然とライブでも人を引きつける事でしょうよ!!さぁ、モテるのだ!そしてステージで輝くのだ!!



2013.9

 アマチュアバンドのライブを見ていて「お前はいったいどこに向けて歌ってんだ!?」と思う事が多々ある。そのほとんどが自分の夢を語るか、来てくれている人に向けたメッセージをしゃべって最後の歌を歌い出す。でもそれを聞くたびに少しだけさぶイボが立ち「?」が出てくる。と同時に某有名アーティストが言っていた言葉を思い出す。三流のシンガーは自分の為に歌う。二流のシンガーはファンの為に歌う。では一流のシンガーは???さぁ、すぐ答えを見るんじゃなくて考えてみよう。何だと思う?分かったら君も少しは魅力があるのかも。答えは一流のシンガーは楽曲の為に歌う。シンプルな事。曲が良いからライブが良い。良い曲を書くから思想哲学もしっかりしていて、MCも人としても魅力がある。さぁ、君も一流になるのだ!!



2013.8

 基本に立ち返ろう。バンドマンである前にアーティストであるならば大切なことは一つだけ。それは「人と違うことをする」。これが一番大事で後はどうでもいいような気がする。例えば「ミスチルやゆずに憧れてんなぁお前」って見抜かれたらアウトである。彼らが発信しているメッセージは自分らしく生きろである。決してものまねしろ!ではない。具体的に言うならば歌詞では、使い古された言葉をなるべくさける。例えば「止まない雨はない」と歌詞に入れた時点でナンセンス。ひと工夫すると「雨が降らない一年はない」と悲しみにスポットを当てて、でも雪が降ればどうたらとつなげればいい。とにかく人と違うことをして個性を磨くのだ。ただむちゃくちゃすればいいというものでもないエンターテイメントの枠内で人と違うことをするのだ。まずはストリートを海パン一丁でやってみるか!



2013.7
 「おかん、俺バンドでデビューしてそれで生きてくわ!アディオス!!」。こんなドンキホーテな言葉を残したところで、親に秘孔をつかれてあべしだろう。それくらい音楽で生きていくという事は難しい。しかしながら確かに僕らのようにこの街で生まれ育ちデビューした奴らもいるもんだから、あながち夢のまた夢というものでもない。ここで大切なのは、俺こそが一番だ!と信じる強さは言われなくても全員持ってるはずなので、そうではなく今いる場所をしっかり見極める事。たとえば僕らを始め、デビューした奴らがこの街でライブをすることが月に1度2度はあるはずだ。それを必ず観に行って、どこが自分たちと違うのか、どこが自分たちよりも良くて、どこが自分たちが今劣っているのかを知る事である。ぜーんぶ否定するのもありだけど、その場合、結果が出ていなければただの負け犬の遠吠えになってしまう。まずは俺たちのライブを見てみれば良いと思う。きっと人生は変わるし、「絶対売れるバンドマンへの道」につながると思う。様々な良質のものを今のうちに肌で触れるのだ。


2013.6
 「人と違うことをする。」これこそがバンドマンにとって絶対不可欠。アーティストというものはモノを造り出すからアーティストなのだ。既存のものをぶっ壊してでも表現する。これがすべて。たとえば「疲れたなら立ち止まろう。そこから見える景色は違うから」なんて使い古された言葉をそのまま使うなんてナンセンス。アーティストなら「疲れたなら立ち止まろう。そういってる奴らは自分は進んでる。だまされるな」とかね。今いる状況を変えたいなら大胆にぶっこわすことだ。誰かのストップの意見があればあるほどやりがいがある。根性と度胸で0からものを造り出せ。そう思うと、前回の僕のコラムが2つ前のコラムと全く同じ内容だったことも「人と違うことをする。」という 意味で素敵だ。。。ってはならないか。


2013.5
 恐ろしい新事実が分かりました。服のださいやつの歌なんてみんな聴きたくもないらしいです。たとえば君の歌を「あんまり良くないんだよねぇ」と言われた時、その言ったやつが圧倒的に君よりおしゃれだったとき、君はきっと深く反省してしまうだろう。けど逆だったらどうだい?だっせーやつに文句言われても「うっせー!」と言えるだろう。そう言う事である。あまり根拠はないが、関係はあると思う。何から手をつけていいか分からない場合、まずは圧倒的におしゃれさんになる事を僕はお勧めする。一度はへんてこな服を着てみてもいいだろう。そのうちに自分に合った服を見つけその頃にはいい歌が書けているはず。そうならなかったらって?その時はすぐに辞めなさい!!


2013.4
 今回は最も大切な事。それは「動員」。誰でもそうなのだが、やり始めていきなりファンがいるやつなんていない。みんな0から始めるのだ。僕らだってそう。僕らの場合はメンバーの意識を変える為に必ず一人5人は誰かを呼ぶというのを徹底。ノルマ分の金を払えばいいやではなく、人を呼ぶという事を徹底した。呼べないやつは駅前で売ってくるという吉本興業並の厳しさ。まずはここから。君が対バンをするとして人数を呼ぶバンドはやはり気になるだろう?そこからスタートだ。ライブハウスだって呼ぶやつは可愛がってくれる。イコール、人気あるバンドと対バンが出来るっていう図式だ。 まずは呼ぶのだ。しかも親兄弟という逃げではなく、きちんと未来につながる人たちを。がんばれ!!


2013.3
 僕が姫路でやってきたTHE NEUTRALの話をするともはや自慢話にしかならないのが、悔しいというか、悲しいというか、やっぱ誇らしいのだけど、改めて、今バンドマンの君たちにお客は何人いる?10人でもファンはいるかい?おっと友達を入れんなよ!!僕のバンドTHE NEUTRALもはじめは0人、でも一年後にワンマンでソールドアウトしたのさ。このすごさが分からねぇやつはまずはバンドをやめちまえ。ってね。ではどうしたのか。まずはじめにおしゃれになる事だ。服がださいやつはダメ。だってセンスの世界ですもの芸術は。おしゃれだと「あぁこの曲を理解できない私がセンスがないのかなぁ」と曲に説得力が出てくる。とにかくおしゃれであれ。それは誰がどう見てもである。だまされたと思ってまずは服を買いにいくのだ。安っぽい服は買うなよ!!つまりはトータルセンスを磨くのだ。今月はここまで。これを読み終える頃には君のバンドは人気者さ。


2013.2
 ご存知、THE NEUTRALのヴォカールしげるです。(はい、1Rock)ずいぶん昔にこれがRockだ!という原稿をここで連載していたのだが、それがもとで今でも姫路のイケてるバンドマンがここで連載するのがステイタスになったといっても過言ではない(オラ!2Rock)。だがここんとこしょーもない文であったり、お前誰やねんっ!ってことも理解せずにだらだら書いてるバンド紹介なども増えて再び私に声がかかった訳だ(ドラ!3Rock)。そんな私はうっかりこの原稿の事を忘れて店長346先輩からお叱りのように急かされてこれを書いている訳だ。左手一本で(ニャー!one億Rock)。どうでも良い事を書いたが、このコラムはバンドマンのバンドマンによるバンドマンの為にコラムにしたい。これを読めば君もワンマンライブが出来る。はず。まぁ、姫路の街の為に一肌脱ごうと思う。これを読んでいる人も書いている人もみんな姫路BETAが好きなんだから、そのためにオレは書くぜ!君は読むぜ!ロッケンロー!


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